2021年10月12日

「この箱には、何が入っているでしょう?」

先生が細長い箱を見せました。

子ども達からは、次々と意見が出ます。

どれも違うようです。

 

「この中には、あるイベントが始まる前に活躍したものが入っています。」

「では、ヒントをあげましょう。」

 

大きなモニターに画像が表示されました。

子ども達がざわつき始めます。

そう、パラリンピックのトーチです。

箱から出すと子ども達のテンションは一気に上がります。

このトーチは、澤瀬先生がお父様から借りてきたものだそうです。

澤瀬先生のご両親は目が不自由です。

ご不自由でありながら、長年お年寄りの訪問リハビリをボランティアでやっていたことが評価され、今回お父様がパラリンピックの聖火ランナーに選出されたそうです。

 

余談ですが、お母様の方は前回の東京パラリンピックで選手として活躍していたそうです。

あいにくの非常事態宣言下では、トーチを持って公道を走ることは許されませんでしたが、トーチキス(聖火を受け渡すこと)が特設会場の舞台上で行われました。

 

遠いギリシャの地から日本に届けられた火が、日本各地の人々によって引き継がれ東京に届き、そして聖火台に灯される。

 

その一部を担ったトーチがここにあるなんて、感慨深いものがあります。

東京2020オリンピック・パラリンピックでは、無観客開催のため選手達の活躍を間近には見られませんでしたが、この子達が大きくなり、また日本で開催されたときにでも、

「そういえば、あの時トーチに触わったっけ。」

なんて思い出してくれれば幸いです。

 

※参考画像 ①東洋経済新報社よりHP ②©公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会HPより ③毎日新聞社HPより

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