2020年04月22日

高2「社会と情報」に引き続き、
高2の選択授業「AIと倫理(公民科「倫理」)」も本格的に授業がスタートしました。

この科目は本年度から新たに開講されたもので、担当者は情報科・数学科の授業も担当しています。
学習指導要領「倫理」にて提示された様々な倫理的諸課題を「人工知能」との対比の中で扱い、
ヒトそのものを見つめなおす、それが本科目のねらいです。

対面での授業は実施できなくなってしまいましたが、
選択者6人の授業ですので、週2時間Zoomで全員が繋がり双方向授業の形式を取っています

初回のテーマは、「人間とは何か」。
「倫理」の教科書はこの壮大な題目から始まり、
動物との比較を通して、理性(考える)や道具、遊戯、象徴といった特徴をあげます。

しかし、「考える」とは一体どういうことなのでしょう?
生徒たちからは様々な「考える」の定義があがります。

授業では早速「人工知能」をテーマに、この難題に切り込みました。
第1次ブームから第3次ブームまでの人工知能の定義の流れを学習し、

第2次ブームと関連するエキスパートシステムの疑似体験として、
キャラクタ当てゲーム「Akinator」を全員で体験し、

「学習」のメカニズムを学んでみると、
第3次ブームの人工知能は人間との差異がほとんど無いことに気付きます。

その上で、
自分たちの進路決定や恋愛観に人工知能をどこまで介入させるか、
あるいは敢えて人間に頼る理由は何かを問います。

倫理は、哲学を学ぶ科目です。
教科書(東京書籍「倫理」)には、次のような一説があります。
—————————————————————–
哲学するとは、この世界や人生についての根本的知識を得ようとすることである。すなわち、「この世界は根本においてどのようなものであるか(世界観)、わたしたちはこの人生をいかに生きるべきか(人生観)」についての答えを得ようとすることである。
—————————————————————–

前者については「考えるとは何か」という問いを通じて、後者については「人工知能をどこまで介入させるか」という問いを通じて近づくことができるはずです。
次回の授業では、神経科学と認知心理学の観点から”考える”を見つめ、
その後、哲学の入り口としてギリシャ神話から世界の誕生を見つめます。

  • キーワード検索

  • アーカイブ