本の世界へようこそ
日出学園には、小学校、中学校・高校、それぞれに図書室があります。
約5万冊の蔵書を誇る、まさに「本の宝庫」。子どもたちが思い思いに本と出会える、自慢の図書室です。
今回は、図書室で行われた「読書の授業」の様子をご紹介します。
1年生は、絵本『ねないこだれだ』の読み聞かせ。子どもたちはページをめくる音にも耳をすませるほど、真剣な表情で絵本の世界に入り込んでいました。
続いての紙芝居『おとうふさんとそらまめさん』では、二人のユニークなやりとりに、くすくすと笑い声がこぼれます。
6月からは、借りた本の持ち帰りもスタート。司書の先生からは「本を大切に扱うためにどうすればいいか」のお話があり、みんな静かにうなずきながら聞いていました。ぜひおうちでも、お子さんと一緒に読書の時間を楽しんでください。
4年生には、昔話「ききみみずきん」の読み聞かせ。心優しいきゅうべえと不思議なきつねとの出会いに、みんな夢中で耳を傾けていました。読み終えた後は、「狐の正体は?」「頭巾はなぜそんな力を?」と、次々に質問や感想が飛び出し、想像の世界が大きく広がりました。
その後は、図書室の仕組みや分類についての学習をしました。
6年生には、昔話『たべられたやまんば』を紹介。「どうやっておしょうさんがやまんばを食べたの?」と、タイトルから展開を予想しながら聞いていた子どもたち。結末に「なるほど!」と納得の声が上がっていました。
その後は、社会の授業とつなげて「こんな社会教育施設があったらいいな」をテーマに考えを広げました。
「釣り博物館」「世界中の本がそろった図書館」「水の上の生き物博物館」など、ユニークな発想が次々に飛び出しました。
本は、心の旅に出かけるきっかけをくれるもの。
子どもたちにはこれからも、たくさんの物語や知識と出会ってほしいと思います。
日出学園の図書室が、その出発点になることを願っています。