思い出を取り戻すために…(6年 校外学習)
本日、6年生は校外学習として、国会議事堂と上野動物園へ行って参りました。
「えっ、6年生で上野動物園?1年生が行く場所じゃないの?」 そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
思い返せば5年前。コロナ禍の影響で入学は6月にずれ込み、何もかもが制約された学年です。
1年生のとき、かろうじて行けた遠足では、おやつはもちろん、グループでお弁当を食べることさえできませんでした。
そんな6年生の子どもたちが、失われた思い出を取り戻すための校外学習。その様子をお伝えします。
まずは、国会議事堂へ向かいました。

到着後間もなく、外務大臣政務官の英利アルフィヤ議員が駆けつけてくださいました。
現役の議員さんに直接お言葉をいただけたことに子ども達も驚いていました。

国会では現在、高市首相の所信表明演説を受けて、各党による代表質問の2日目を迎えています。
通常であれば、本会議場の傍聴席に座って説明を受けることができますが、今回は13時から始まる代表質問の準備のため、傍聴席に座ることはできませんでした。

それでも、記者席で記者の方々が準備をしている様子や、演台で何本ものマイクをテストしている様子など、普段の見学ではなかなか見られない場面を目にすることができました。


あっという間の国会見学でしたが、テレビやパソコンの画面で見るよりも、何倍もの学びを得られたのではないでしょうか。

国会見学を終えた後は、上野公園でグループごとにお弁当を食べ、おやつタイム。
アレルギーの関係でおやつの交換はできませんが、午前中の国会見学や午後の動物園見学の話に花が咲いていたことでしょう。

動物園に入園すると、事前に組んでいたグループで自由行動となりました。
自分たちで決めたグループで広い園内を回り、中にははぐれてしまったり、意見の食い違いがあったりしたグループもありましたが、普段あまり話す機会のなかった仲間とたくさん話すことができたようです。

6年生の子どもたちが今日、笑顔で歩いた道は、 5年前に歩けなかった道の続きでした。
仲間と過ごす時間の尊さ、学びの楽しさ、そして自分たちで選び、動く自由。
それらすべてが、これからの中学校生活、そしてその先の未来へとつながっていくことでしょう。

