芸術鑑賞会
久しぶりに心地のよい晴天の朝を迎えました。
今日は、子ども達が楽しみにしていた『芸術鑑賞会』です。
日出学園小学校では、子ども達が日常では接する機会の少ない様々な芸術に触れられるよう、年に一度『芸術鑑賞会』という行事を設けています。
昨年度までは、オペラやオーケストラ、ミュージカル、落語、マジックなどを鑑賞しました。
気になる今年は…、『演劇』です。

東京演劇集団風の皆様をお迎えして、『Touch 孤独から愛へ』という作品を全校児童で観ました。
会場は、アリーナ1です。中に入ってみると…本格的なセットが組まれていて、まるで本物の劇場のようでした。

「すごい!!いつ始まるんだろう!」「早くみたい!」
そんな子ども達の声があちこちから聞こえ、上演が待ちきれない様子でした。

この作品の舞台は、1983年のアメリカ合衆国北フィラデルフィア。トリートとフィリップという兄弟が、ハロルドという男性を自宅に連れてきたことをきっかけに、孤独という檻に閉じ込められていた3人が人を大切に想う気持ちに触れ、心が変化していく様子を描いた勇気と励ましの物語です。

照明が暗くなると…、そこはもう物語の世界。
役者の方々の息をのむような迫真の演技は、会場の空気を一変させました。
セリフはもちろん、登場人物の感情が細部の動きにまで表わされており、
物語の世界へ入り込んでいる子ども達は、展開に一喜一憂していました。
クライマックスでは、言葉を超えた感動がおしよせ、「面白かった」という一言では片づけられない
深い余韻が残るものでした。

終演を迎え、全校児童の感謝の気持ちを児童会役員が代表して伝えます。
各学年が名残惜しく教室へ帰る中、役者の皆さんが舞台を降りて子ども達のもとに来てくださいました。

「すごかったです!」「あの後、どうなるんですか?」「ちょっとこわかった…。」「この赤いの、何で塗っているんですか?」と話す子ども達。役者の皆さんは、一つ一つ丁寧に答えてくださいました。
下級生が役者さん達と接する様子を見ながら、最後までアリーナで待っていたのは6年生。
東京演劇集団風の皆様のご配慮により、なんと特別に舞台へ上がらせていただきました!

舞台裏を見せていただいただけでなく、大道具や小道具にも触らせていただき、6年生も嬉しそうです。
「うらやましい!!」と、他の学年の子ども達の声が聞こえてきそうです。
こんな経験は、なかなかできません。6年生のみんな、良かったね😊
教室に戻ると、担任の先生と振り返りを行います。
東京演劇集団風の皆様への感謝の気持ちとともに、子ども達の感想をお手紙に綴ります。
終演後、役者さんからこんなお話を聞かせていただきました。
「どんな作品でも、『何を感じられたのか』が大切だと思います。子ども達が感じてくれるものがあったら、それはとても嬉しいことです。」
今日、子ども達は何を感じられたのでしょうか。
芸術に触れ、余韻をじっくり味わったり、友達や家族と話して感動を広げる時間が持てたりするのも
芸術鑑賞会ならではだと思います。
今日の芸術鑑賞会が、子ども達にとって豊かな時間の一つとなりますように。
