手話教室 3年生の4日間
先週の火曜日から金曜日まで、3年生と4年生は手話教室をそれぞれ計4時間行いました。
3年生にとっては初めての手話教室。
どんなものなのかわからず、不安に思っている子も多くいました。
まず、宿題として出されたのが、家で音を消してテレビを視聴し、その感想を書くというものでした。
子ども達の意見で多かったのは、見ていてもよくわからずにつまらなかったというもの。
普段、聞こえることが当たり前の子ども達は、聞こえない世界を初めて経験して、多くの驚きと戸惑いを感じたようです。
最初の授業は3年生全体で。
耳の不自由な講師の前原先生の一言一言を聞き洩らさないよう、集中して聞いていました。
耳が不自由なことで困ったことをお話ししていただき、健常者のありがたさと障害者への思いやりの気持ちも感じてもらえたらうれしいものです。

初日は簡単な手話と、口の動きの大切さを学びました。

普段から言われている、話をする人の顔をしっかり見ることの大切さは、手話でも同じだということです。
2日目、3日目は各クラスでの授業。

簡単な言葉から始まり、自分の名前、短文を手話で表すやり方を教わりました。
ちょっとした動きの違いで違う意味になってしまうこともあり、きちんとした形を教えていただきました。
4日目は4年生から手話の歌を教わりました。
「小さな世界」をグループごとにとても丁寧に教わりました。

教える4年生はきちんと覚えていないと教えることができないはず。
きちんと習得して、3年生に教えてくれました。
最後は3,4年生全員で手話での合唱。

できることが日に日に増えた3年生はとても頼もしく感じられました。

せっかく学んだ手話です。
今後、使う機会があった時には、少しでも今回学んだことが生かせると、毎年来ていただいている前原先生も喜んでくださることでしょう。
