学年集会を覗いてみると…(6年生 国語)
本校では毎週水曜日の朝学習の時間、コモンスペースで学年集会を行っています。今朝はいつもと違い、何やら活気ある声が響いてきました。「何が起きているのだろう」と気になり、様子を見に行ってみることにしました。

近くにいた子にそっと尋ねると、国語の学習「プレゼンテーションをしよう」のクラス代表発表会を行っているとのこと。コモンスペースには校長先生の姿もあり、発表するグループはより力が入っているようです。



子どもたちは「自分たちが生活している学校をより良くするために」というテーマでグループごとに提案を考え、相手を意識した効果的な伝え方を目指して、国語の時間に何週間も準備を重ねてきたそうです。
各クラスで本番のグループごとのプレゼンテーション後に投票が行われ、クラス代表が決まりました。同じ内容の企画で惜しくも代表になれなかったグループの子達の中には、学年集会での発表がより良くなるように自分たちの調べたデータを譲り渡すという場面もあったそうです。
自分達が選ばれなくても、自分達の作った力をほかの仲間に注げるということが素晴らしいなと思います。
順位を付けられると思うと、他のグループより優位に立ちたいと思ってしまう子ども達ですが、そんな仲間想いの子ども達に育ってくれていたことを嬉しく思います。
競い合うだけでなく、手を取り合って高め合える。そんな子どもたちの姿に、朝からとても温かな気持ちになりました。
