日出学園の活動日記BLOG

情報科

情報Ⅱ「卒業研究・卒業制作」発表会を実施しました

6年選択科目「情報Ⅱ」において、卒業研究・卒業制作発表会を実施しました。

情報Ⅱは、情報や情報技術を単に知識として学ぶだけでなく、それらを使って身の回りの課題を見つけ、自分なりに考え、形にしていくことを大切にする科目です。本校では、前半にさまざまな分野を体験する「探究の種(分野別ミニ実習)」を行い、後半では各自がテーマを設定し、「卒業研究・卒業制作」としてじっくり取り組んできました。

詳細は「(文部科学省)令和7年度高等学校DX加速化推進事業事例集 “やってみる”から始める情報技術×探究(情報Ⅱ/日出学園中学・高等学校」をご覧ください。

 

卒業研究発表会の様子

バッハが現代の音楽を学んだらどのようになるか?(バッハGemの作成) バッハが現代の音楽を学んだらどのようになるか?(バッハGemの作成)

今年度も、プログラミングやデータ分析、システム開発、3Dデザイン、映像・音楽制作など、多様なテーマの研究・制作が発表されました。

身近な疑問を出発点にしたものから、専門的な技術に挑戦したものまで、内容は実にさまざまで、生徒一人ひとりの関心や個性がよく表れていました。

今年度からは、写真のように「作品紹介シート」を全員が作成しています。中間発表でも同様のシートを使用し、研究や制作の内容を簡単に紹介しました。分野はそれぞれ異なりますが、互いの取り組みが伝わりやすくなり、良い刺激を与え合う場にもなっています。

発表後には相互評価の時間を設け、生徒同士が互いの取り組みを称え合い、学び合う場ともなりました。相互評価コメントには「発想が面白い」「実用性が高い」「データの扱い方が参考になる」といった声が集まり、自分の研究を振り返る貴重な機会となりました。

最後の振り返りからは、情報Ⅱの1年間を通して、生徒それぞれが自分なりの関心をもとに試行錯誤を重ねてきた様子がうかがえました。研究や制作の過程では、生成AIを活用したものも多く見られ、作業や試行錯誤の一部として自然に使われていました。

情報Ⅱで積み重ねてきた経験は、今後の進路や学びの場面においても、自分で考え、試し、形にしていく姿勢としてつながっていくものだと感じています。