教育理念・学校長挨拶

教育理念と目標

学びのすべてはあなたのものに

日出学園の「校訓」は児童・生徒たちへの深い思いを込めて『誠・明・和』と表現されました。
この「校訓」は、85年を経た今日まで本学園に脈々と引き継がれています。

一方、時代の流れとともに「何のための教育か」ということがその基底から問われています。
教育を定義することが極めて困難となり、生徒・保護者・教師、教育界ひいては実業界までもがこの価値観の混乱に振り回されているのが現状ではないでしょうか。

本学園では、『誠・明・和』を基にしそこに「夢」というダイナミックな要素を取り入れて現在から未来に向けた大いなる飛躍の場としての学校を考えています。

人間の一生は、識りたい、わかりたい、ということの繰り返しであることと言っても過言ではないでしょう。
自分とは何か、宇宙に果ては存在するのか、人間の生と死とはどういうことか等の根本的な問題群を教師自らがすすんで探求し、生徒たちに向け発信し、各自がそれを真剣に考えるということが大切です。

「学び」とは、自分から興味を持ち、疑問に思い、求め、そして自らすすんで解決、獲得しようとする姿勢です。
さらに、これは生徒自身が次なる時代に良く適応し新しい価値を生み出す基となることでしょう。

学校長ごあいさつ

日出学園は昭和9年(今上陛下が誕生した翌年、市川が市となった年)に市川在住の有志によって創設されました。
その中心となった青木要吉は若き日にアメリカに留学し民主主義と自由主義を肌で感じ、その体験から生徒の特性を伸長することに重点を置いた私塾的な雰囲気を持つ寺子屋のような少人数、男女共学の教育を目指していたと聞いています。
当初は幼稚園、小学校のみでしたが、昭和22年中学校を、25年には高等学校を開設して現在に至っています。

校訓は

誠 「至誠を基とし中正の道を尚ぶこと」
明 「明朗快活にして責任を重んずること」
和 「和衷協同して苦楽を共にすること」

周囲の人、世界の人々と協調を図りながら、自己の確立を目指す、自己実現を達成できる生徒を育成することです。
現在、誠・明・和にさらに「夢」を加え、各人に大きな夢を発見させる、それを育て実現することに全面的に助力しています。

社会的規範、ルール、マナー教育の必要性を痛感し大切にしております。
家庭との連携を大切にし、保護者が安心して通わせることのできるいろいろな機会を設け、達成、成就感を味わうことのできる、厳しさと楽しさを持つ学校、個性を大切にする少人数一貫教育を行う学校を目指しております。
是非、学校を見にきてください。

日出学園中学校・高等学校
校長 堀越克茂