5月29日(金)、高校3年生の選択科目「情報Ⅱ」の授業に、国立教育政策研究所、文部科学省、福島県教育センター、教科書会社等の皆様にお越しいただき、授業視察が行われました。
日出学園は今年度、国立教育政策研究所教育課程研究センターより「令和8年度教育課程実践検証協力校」の指定を受けています。協力教科は、共通教科「情報」です。今回の視察は、その取組にも関連するものです。
今回ご覧いただいたのは、「生成AIを活用したアプリ開発実習」です。
この実習では、生徒たちが身近な課題を見つけ、アプリのコンセプトを考え、生成AIも活用しながらWebアプリを開発しました。完成したアプリは、学内の擬似アプリストア「日出学園アプリストア」で公開し、高校生に実際に使ってもらいました。

授業当日は、アプリ公開後に集まったアンケート結果や利用状況をもとに、生徒たちが自分たちのアプリの成果と課題を分析しました。各グループが発表を行った後、利用者からの意見を踏まえて、アプリの改善にも取り組みました。


単に「アプリを作って終わり」ではなく、
・誰の、どのような困りごとを解決するのか
・実際に使ってもらうには、どのような工夫が必要か
・利用者の声をもとに、どのように改善するか
という流れを経験することが、本実習の大きな特徴です。
生成AIを使えば、以前よりも簡単にアプリやコンテンツを形にできるようになりました。一方で、作ったものを実際に使ってもらい、改善していくことは決して簡単ではありません。学校という場には、作り手である生徒と、利用者である生徒が身近にいるという強みがあります。今回の実習は、その強みを生かした学びでもあります。
また、本実習は、本校卒業生であり、現在は慶應義塾大学SFC上席研究員として活動している尾崎正和さんと共同で開発・実施しています。尾崎さんが開発したアイデア整理のためのワークシート「Be You Sheet」も活用し、生徒たちは自分の身近な人や学校生活の中にある課題を出発点として、アプリ開発に取り組みました。

本実践については、先日、読売新聞社の英字媒体 The Japan News でも紹介されました。あわせてご覧いただけますと幸いです。
【関連記事】
・The Japan News 掲載記事
https://japannews.yomiuri.co.jp/editorial/political-pulse/20260606-331146/
情報科では、これからも「技術を使う」だけでなく、課題を見つけ、考え、形にし、社会に届ける学びを大切にしていきます。

